衝撃を受けた本(折り紙ソーイング)
- chiy0_chiy0
- 2018年9月15日
- 読了時間: 4分
更新日:2019年1月9日
こんにちは! chiy0_chiy0 (ちよちよ)です.
こちらのサイトを訪問してくださってありがとうございます!
このページでは洋裁初心者による日々の勉強記録をまとめていきます.
今日は,「衝撃を受けた本」について書いています。
色々思い出していたら長くなってしまいました。
本そのものについては記事の後半で紹介していますので前半は飛ばしてください♪
気持ち新たに洋裁に取り組み始めてすぐのこと。
「洋裁本の型紙を写すのって結構しんどいな…」
と感じてしまいました。
限られた紙面を最大限に活用して,しっかりぎっしりと書き込んでくれている
様々な市販の型紙は,プロの先生方の知恵が結集した作品だと思います。
作る側が間違えなければほぼ完ぺきに再現できるようになっているはず。
(ごくたまにMサイズの線が突然Lサイズになったりしている!
みたいな発見もありますが。笑)
そう頭では分かっていても,
完成品として販売されている型紙は素人のわたしから見ると複雑な地図のように見えました。
そのため,別のパーツと混ざりながら間違えて写してしまったり。。。
必要なパーツを選び出すだけで疲れてしまったり。。。
写し取っただけで満足して「だいたい形も分かったしもういいかな~」
なんて放置してしまうことも多々ありました。
写しただけで満足したパターン。結構たくさんあります(笑)
でも,そうやって苦労して写し取ったパターンで,頑張って縫い合わせたお洋服をいざ着てみると。。。
「あれ?なんか肩幅が合わない!」
「なんだか微妙に…袖がきつい!くるしい!」
「ウエストがぶかぶか~で着られない!太ってみえる~!」
みたいなことがあったりして,ものすごくがっかりするのです。
「あんなに頑張ったのに,なんでなのー!」
とひとりで怒っていました(笑)
苦労した分,ショックもすごく大きくてダメージがすごかった!
もちろん、パターンが悪いわけでも間違って縫い合わせたわけでもなく,
一番の問題は体型と合っていないことだったのですが。
そのことに気づいたのはしばらく後でした。
もっとスレンダーで標準的な体型だったら,こんな気持ちにはならずに楽しめていたのかもしれませんが,わたしの場合は…太いというか,ごついというか。。。
▽肩幅広め+なで肩
▽腕かなり太め
▽ハト胸
▽ヒップ大
▽身長低い(155㎝)+丸い
▽首短い
▽腕長め
というアンバランスさMAXなので,
本に載っている美しいモデルさんのようにはなるはずもなく,
「思ったのとあまりにも違いすぎる」と毎回ショックを受けていたのです。
これは今でもたまに感じることが多いです。
そんなこんなで,考え方を大きく変えることにしました!
縫製の練習という風に割り切って考えれば,
パターンを写さなくても作れて部屋着程度にはなりそうなものはないかな…と。
そこで知ったのが,直裁ちの手法でした。
「初心者でも簡単に!」みたいな文言が多いのですぐに飛びつきました(笑)
直裁ちは確かに「パターンを写す」という最初の難関をすっとばしたようにも思えました。
でも実際は,違いました。
直角を正確に描くのって意外に難しいし。
少しでも寸法を間違えると,仕上がりがとんでもないことになるし。
結局のところわたしのなかでは「直裁ち=簡単」とは思えませんでした。
そして何よりも,曲線的なボディに対して平面的に無理矢理つくるので,
着用時に苦しさがあったりダボっとした感じになりました。
それでも,パターンを写すことに疲れていたその時のわたしにとっては,
いわゆる王道の工程を踏むよりも気楽な感じで取り組めた時間でした。
パターン通りでうまくいかなかったときよりも,自分を許せたのだと思います。
直裁ちや簡単ソーイング系の幾つかの本を経て,
最終的に「これはすごいな!」と衝撃を受けたのがこちらの本です↓

藤井あつ子(2017)『パターンなし 四角い布でスタート「折る 縫う カットする」でできる服』文化出版局
元々,折り紙がとても好きだったので,
「折り紙ソーイング」
という言葉に魅力を感じました。
全体的にすごくお洒落♡
コートなんかも載ってたりします。
まだ作ってないけど(笑)
この本と出会ったことで,「もっと気楽に楽しめそうだな~」と思えるようになりました。自分で着るだけなんだからもっと楽しくやろうと思い直しました♪
そしてできたのがこちらのワンピース↓

アヒルが描かれたポップな生地で作りました(笑)
これは今でもたまに着ています♪
この本がきっかけで製図にも興味を持つようになりました。
折り紙ソーイングの場合は,まず四角いパーツを用意します。
そこから普通のお洋服のような立体感がでるように,折ったり切ったりしながら完成させていきます。
作業の流れがかなり斬新で衝撃的でした。
この頃から,
「自分でパターンを引けたらどんなに素敵だろう♡」
と妄想するようになりました。
次回も本の話を書こうと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました♪
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